塩ビの炙り接合?あまり使いたくはないけど・・・

その昔、塩ビ管の接合方法の一つとして管をトーチで炙って接合する方法も一つの技術でした。

現在では状況により、まれに炙りは行いますがどちらかというと排水系統の塩ビ配管が多く、水圧の強い給水系統ではさすがに怖くて行いません。炙り接合は井戸水のサクション管を引き上げる時に配管が炙りでつなげられているのを見かけたことはありますが、VPは炙ると割れやすくなるので私は避けています。(恐ろしくてやりません)

VUΦ50を炙ってみる。トーチで炙っていくとだんだんテカリが消えて白っぽくなっていきますね。同じところを炙るとすぐに焦げてしまうので動画では管自体を回して動かしています。現場では固定された配管ならばトーチを動かして炎を充てる箇所を変えなければなりません。

新富士バーナー 新富士バーナー パワートーチ RZ-832(専用容器 RZ-860 1本付)

しばらくすると塩ビ管がだいぶ柔らかくなってきました。手で触ってもグニャグニャに。

この状態で熱せられていない配管にエスロンを塗って管を広げながらねじ込む。

この動画では少し時間が経過してしまい塩ビ管が固くなり始めていたのであまり上手く接合できませんでした。一応、ソケット代わりにできたような感じ・・・

今ですと新築などでは絶対にやらないほうがいい(施工不良と見なされるかも)ですし、リフォームでも敬遠されがちな方法ですが、本当に最後の手段というときには使える技術の一つだと私は思っております。

ただ、安心で固い仕事をしたいなら・・・

結論、炙らなくてもいいように現場には継手をたくさん準備しておいたほうがいい!!ということですね。

ではまた。

PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設備・設備工事へ
にほんブログ村