プレートコンパクターとは?

今回は転圧用プレートコンパクターのちょっとしたご紹介。

写真の機械は三笠産業株式会社のプレートコンパクターMVC-40GAという転圧機です。この三笠産業のプレートは国内でも高いシェアを誇っています。

このプレートは見慣れない方にとっては道路工事などで振動しながら動き回っているうるさくて迷惑な機械としか思えないかもしれません。

この機械の使用用途とは?

プレートコンパクターは表層の地面を転圧し固める機械

道路工事などの場合はアスファルトを敷く前に砕石等を入れます。その際には地固めをしなければなりません。砕石には隙間がありその隙間には空気があります。転圧をして空気を押し出し地面を固くしなければならないのです。

地固めをしていない地面はとても緩い状態になっており、仮に転圧をしていない緩い地面の上にアスファルトを敷いてしまった道路をもし車が通るならばアスファルトごと陥没して大変なことになってしまう。

そのためにもこのプレートによる転圧は必要不可欠なのです。道路の場合は面積も広いので人力で丸太に取っ手を付けたタコや、人の足で踏み固めるわけにもいきません。そんなことをしていたら時間がかかりすぎますし、綺麗な仕上がりにもなりません。

エンジン式のプレートコンパクターの機動力にはかなわないのですね。

ではこの機械はどのようにして地面を転圧するのでしょうか?

これとは別にタンピングランマ―というテレビやアニメなどでいかにも道路工事してます、という感じで登場する転圧機がありますね。これは明らかに地面を叩いているのが見えるので上下運動で転圧しているのが分かります。(同じ転圧機械ですが用途が違います)↓

ですがプレートコンパクターは地面にベッタリくっついているように見えて転圧プロセスが分かりずらい。

実は内部構造・転圧プロセスはこうなっていました↓

転圧工程1~8

機械の先端近くにアンバランスなウェイトが入っていて、そのウェイトがエンジンからのVベルトにより回転することで底の鉄板に振動を与え、地面を転圧することが出来る。

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この動画では何もしなくてもプレートが前進している?なぜ?

自走するプロセス↓アンバランスウェイトの回転を利用して、締め固めると同時に自走前進できるシステムとなっています。

このように自走してくれるので押す力も最低限で済むのが便利ですね。よく考えられています。

駐車場を自分で造成したい方もプレートは1台あると重宝しますね。締め固めれば砂利も水を通しにくくなりますので締め固めて勾配をつければ水はけ対策になります。

簡単にプレートコンパクターのご紹介でした。

それでは。

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少し小ぶりなプレートもあります↑