今回はNAIS(National)のウオッシュレット一体型便器シャワレインの取替です。
Nationalは今のPanasonicですね。このシャワレインはあの有名なアラウーノになる前のタイプ。大きさも大体同じサイズです。アラウーノと違う点は便器が陶器製です。
本体側から水が漏れてきてしまい部品も生産終了になっていました。なのでお客様は取替をご希望に。
後継機種がアラウーノなのでお客様におすすめしましたが、TOTOの一体型にしてほしいとのご希望でしたので一体型でシンプルなGGをお勧めしました。
取替完了後。カラーがシャワレインはグレーだったのですが、GGはホワイトですのでトイレ内の明るさが変わりました。スリムなのでサイドもすっきりしましたね。
手洗いなしのシンプルなスタイル
きれい除菌水にも対応しています。
#ミ#TOTO ウォシュレット一体型便器 GG1【CES9415】(TCF9415 CS890B) 一般地 壁床共通給水 床排水 排水芯200mm (旧品番 CES9414) 価格:107,800円 |
トイレを取り替える時の注意点としてはまず排水芯・給水芯という寸法を知らなければななりません。
排水芯とは、床から排水の配管が立ち上がっている場合ですとトイレを設置する後ろ壁から排水管の中心までのことをいいます。(幅木が付いている場合は幅木を含めません)マンションなどは壁から排水管が出ているタイプもあります。
排水芯が合っていない便器は配管を直さないと壁に便器があたったり、便器が前に出すぎたりして設置できないことがあります。そのためにTOTOではリモデル便器、LIXILではリトイレ便器、Panasonicではリフォーム対応、など配管を工事しなくてもアジャスターで排水芯を調整できるリフォーム向けのトイレもあります。
給水芯というものは床から止水栓が出ている場合に、後ろ壁から止水栓の芯まで・便器の芯(排水芯)から何センチ止水栓の芯が離れているかを表します。また止水栓が壁取りの場合なら床から止水栓の芯まで何センチかも意味します。これを無視してしまうと給水栓が新しい便器に干渉してしまう場合もありますので注意が必要です。このような場合は給水工事が必要になる場合がほとんどです。
このシャワレインはアラウーノと同じ排水芯後ろ壁から200mm。
もう一つの注意点は便器が周囲のものと干渉しないかです。このお宅の例で考えますと、折り畳み式の手摺やL形手摺などがあり、トイレのサイズが合っていないと使用しているときに身体に干渉してくる場合があります。
また、リモコン式ではない手元操作タイプのウオッシュレットも取り付けた場合に操作パネルが手摺など既存物に干渉しないか(マンションですと竪管など)注意が必要です。
まれに内開きの扉の場合ですと、便器の大きさが変わると扉に干渉することも発生しますのでその点も注意が必要です。
なにはともあれ美しいトイレは気持ちがいいものですね!
ありがとうございました。